やおよろずのお墓
こんにちは! ブログ担当のKです。今日はとっても天気が良かったので、会社の昼休みにちょっと足をのばして、両国の名刹「回向院」に行ってきました!
みなさんは、回向院ご存知ですか? というか、ちゃんと読めますか?? 『回 向 院』と書いて、『えこういん』と読みます。こちらのお寺、”両国”だけに江戸時代頃にはお寺の境内で勧進相撲が開催されていたようで、ものすごい賑わっていたそうです。そのため、歴代力士を祀った碑があるんですよ!
↑歴代力士の慰霊碑「力塚」
「むーちゃんへ 大好きなモーツァルトは入っていません。」
そして、もうひとつ回向院で有名なのがペット供養。犬・猫・鳥は、それぞれに慰霊碑があり、私が立ち寄った日も天使になったペットを供養しに手を合わせにくる飼い主の姿を多くみかけました。みなさん、お花と一緒に生前ペットが好きだった食べ物やおもちゃをお供えされていらっしゃるのですが、特に猫ちゃんの碑にはいろんなものがお供えされていました。カツオ節、モ○プチ、ねこじゃらしが多数を占めていましたが、そんな中にちょっと変わったものが。一瞬目を疑ったのですが、お花の下にうもれて「クラシック特選集」のCDがお供えされていました!! しかも、そのCDには手紙がついていたのですが『むーちゃんへ 大好きなモーツァルトは入っていません。ママとパパより』というメッセージが。(写真撮りたかったのですが、手を合わせている方がたくさんいらっしゃったので、控えました。でも、すっごくみんなに見せたかった!!)どうやら、クラシックが好きな猫ちゃんだったようです。しかも、推しメンはモーツァルト。しかし、なぜむーちゃんのママとパパは推しメンを知っていたのにモーツァルトオンリーのCDを持ってきてあげなかったんだろう…。
↑境内でにゃんこ発見!! ※むーちゃんではありません。
猫つながりで、にゃんこの話をもうひとつ。猫塚には、こんな逸話があるそうです!
↑『猫の恩返し』一見いい話に聞こえますが、これって奉公人がひどい!って話ですよね…
膃肭臍のお墓発見!
さすがペット供養で有名な回向院。動物なら陸海空問わず祀っているようです。こんな動物のお墓も発見!?
↑写真だと分かりにくいですが『膃肭臍供養』と書かれています
さてみなさん。『膃肭臍』これ、読めますか? 音読み訓読みをまったく無視した読み方なんですが、この漢字で「オットセイ」と読みます! もちろん私も読めなかったので、すぐにググって調べました。どうも、昔回向院に見世物小屋(今でいうサーカス、動物園的なもの?)があったようで、そこで飼われていたオットセイを弔った、ということのようです。※諸説あり。
それにしても、本当にいろんな動物のお墓があるんですよ、ここ。このほかにも、なんと「ねずみ小僧」のお墓もあるんです!! 一応お寺・お墓なんで、あまり賑やかにワイワイ押しかけてはいけない場所ですが、とっても興味深いお寺ですので、両国にお越しの際は是非回向院にもお立ち寄りください!